やまざきクリニックからのお知らせ
コロナワクチン接種後の副反応と対処法
接種後の副反応は、1回目は軽く済むことが多いですが、2回目はキツイことが多く注意が必要です。副反応は若年者ほどおこりやすく、症状が強いことが多いので、高齢者の方はそれほど心配されなくともいいかとは思いますが、インフルエンザワクチン接種よりも副反応は強いと思っておいてください。以下をお読みいただき、副反応がおきてもあわてず、まずは様子をみてください。
1回目
接種部位の痛みがおこることが多い(70%以上)。痛みのため、腕があがりにくいことが多いが、通常は1〜2日でおさまる。発熱やだるさ、頭痛等は少ない。1回目は痛み程度で軽く済むことが多い。
2回目(注意が必要!)
1回目より副反応が強いことが多く、痛み以外にも、発熱(時に38℃以上)、だるさ、頭痛や身体痛、吐き気等が強くおこることが多い(50-70%)。
副反応の対処法
例え、これらの副反応がおきても通常は1-2日以内にはおさまっていきますので、あわてずに様子をみてください。発熱や痛みは、抗体産生反応が強くおこりワクチンが効いている証拠でもあるので、むやみに解熱鎮痛剤を使用しないほうがよいですが、冷やす等しても変わらず、どうしてもツラければ使用してもかまいません。使用する際には、アセトアミノフェンという成分の解熱鎮痛剤を使用してください。これは街中の薬局で売っていますが、ロキソニンやバファリンはアセトアミノフェンではないため注意が必要です。購入の際には薬剤師さんに御相談ください。ただし、以下の場合には副反応ではない可能性がありますので電話連絡をしてください。
電話連絡していただいた方がよい場合
- のどの痛み、セキ、息苦しさがある。
- 38.5℃以上の高熱が2日以上続き、解熱傾向がない。
副反応がでると、少々キツイですが、数日でよくなり、その後には安心できる生活が待っています。がんばって乗り切りましょう!