レッツ「腸活」!腸内フローラ検査
腸内フローラとは
レッツ「腸活」! 自分の腸にあった育て方を「補菌と育菌」
当院では、最新の腸内フローラ検査「Mykinso Gut 」を導入して腸内細菌叢の検査を行っています。少量の採便をして頂くだけの簡単な検査方法で大腸内に住んでいる細菌について調べることができます。
日頃、便通異常や腹部膨満感、おならが多い、臭い、痩せにくい、肌荒れ等がなかなか治らずお悩みの方。また、アトピーや花粉症、喘息などのアレルギー疾患、うつ病等の精神疾患など、これらは腸が悪いとよく聞くけれど、自分の腸内細菌叢がどうなっているのか知りたくありませんか?
検査できるのであれば、それを知って何に役立つのか?・・・それをお話しましょう。腸内細菌叢は、善玉菌、悪玉菌、そのどちらにも変身する日和見菌から成り、その数100兆個、種類は1,000種類、重さにして1.5kg、なんとテニスコート一面分あると云われています。この広がり方を、多種多様なお花が咲きほこるお花畑にちなんで "腸内フローラ" といわれています。この腸内フローラは人それぞれ指紋が異なるように違っていて、そのひと特有の無二のフローラなんです。ですので、そのお花畑にあった育て方をしなければ、きれいなお花畑にはなりません。どのような育て方をすればいいか?を知る方法が、この検査なのです。
自分のフローラを知って、自分の不足している善玉菌がよろこぶエサ(補菌食材=プロバイオティクス)を与え、はびこっている悪玉菌が喜ぶエサを与えないようにして(補菌)、良い菌がすくすくと育ちやすい肥料(育菌食材=プレバイオティクス)となる食材を与え、のびのびと育てることで(育菌)、きれいなフローラができあがるのです。
ただやみくもに、よいと思われる野菜や果物、納豆、ヨーグルトなどの発酵食品を食べていれば、腸内環境がよくなるというものでもなく、自分の腸にあった補菌と育菌をすることが何よりも大切なのです。
検査方法
検査結果
腸内フローラ検査でわかること
- 太りやすさ(いわゆるデブ菌とヤセ菌の比率等が分かります)
- 菌の多様性(種類の多さ)
- 主要な細菌の割合(乳酸菌、ビフィズス菌、酪酸産生菌、エクオール産生菌)
- 腸内の菌構成
医療機関専用のMykinso Gut(旧Mykinso Pro)でしかわからないこと
(=市販用のMykinso Personalではわからないこと)
- 大腸がん患者さんに多い菌(フソバクテリウム属菌)の存在の有無(=大腸がん画像検査おすすめ度)
- ダイエット、美容に関する菌の有無
- 健康長寿菌判定
- 口腔内常在菌指標、短鎖脂肪酸指標、口腔内常在菌指標
Mykinso Gut(旧Mykinso Pro)とMykinso Personalの大きな違い
後者は市販用でネットでも購入できますが、上記項目は含まれていません。また、結果のみ送られてくるだけで、下記PDFの検査結果ガイド等それに対する説明や食事指導がついてきません。
このため、腸内細菌叢に関する基礎知識が十分にあって、その結果に対して食生活をどうしたらよいのかきちんとわかる方はそちらでも良いですが、ほとんどの方は、そこが詳しく知りたいはずですので、医療機関専用のMykinsoGutをお薦めします。自分のフローラを知って、どんなものをどのように食べたらいいのか、ご自身の腸内フローラにあった食生活を送ることが最も重要で、この検査を行う最大の意義であるからです。